海外の市場はその国の食文化!わたしは香港の市場(街市)が怖かった...

 香港在住20年。今は、色々なことが当たり前になってしまって
びっくりしないことも多いのですが、
香港に来た当初のことを書いていた、以前の自分のブログを読んでみました。

今の私から見たら、なんて生ぬるい女!
そう、言ったでしょう。
当時のわたしは、香港庶民の台所の市場である街市に恐れながら行っていたんです。

今は、市場(街市)に行くのは好きですよ!

市場に行くと、料理のアイデアがいっぱい出てきて
特に主人の家族や友達が来て、中華料理を振る舞う時には、必ず、買い出しは市場でします。人って、変わるものですね。

あの頃の私の気持ちが「懐かしくもあり、おかしくもあり、叱責したくもあり。」
兎にも角にも月日が経ったとと感じさせられる内容でした。
文章もなんだか...若い( *´艸`)
 
よかったら若い日のわたしの経験を読んでください!

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~2006年ある日の日記より~

今日は久しぶりに日系のデパートに行ってきました。
いつも他愛のないことだけど日本のものがたくさんあるというだけで
ウキウキした気分にさせてくれる日系デパート。

大好きな納豆をはじめ、だしをとるためのかつお節、
煮干し、おせんべい、調味料類などなど・・・

見ているだけで、今度はあれを作ろうこれを作ろうと想像しては楽しくなります

ところで、香港に来た当初は、街市(がいし)と呼ばれる香港の市場がすごく苦手でした。

何せ、日本にいたときは料理なんてたいしてしたことがなかったし
料理をたまにしたとしてもきれいにパックされたお肉や魚を買っていましたから・・・

ところが結婚して、ここ香港で料理をしなくてはならなくなった時、
どこで買い物したらいいのか、
どういうふうに買えばいいのかがよく分からなくなりました。

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ある日からお義母さんが市場に連れて行ってくれるということを
申し出てくれた時は本当にうれしかったんだけど
初めて一緒に街市に行った時は、ほんとに参ってしまいました。

何に参ってしまったかと言うとまずは匂い。
英語では、WET MARKETと呼ばれるその市場(街市)は、
独特の匂いがあって暑さが増すごとにその匂いもすごい。

街市は、中華料理を作るためのものは、ほぼすべて揃うのではないかと思うけど
匂いのもとである、生物から乾物、果物ではあのドリアンなんかもおいてある。

この街市に入って、またまたびっくりしたのは
市場の通路の真ん中に豚が1匹で寝かされていて
内臓をくりぬかれていたのが見えた時。

蝋人形と思いたかったけど、本物...
恐怖の買い物の始まりでした。

お義母さんは、中国系の人が食事のメニューのなかでもとても大事する
スープの作り方を私に教えてくれるということで
だしをとる為の鶏肉を買いたいとのこと

鶏たちが鉄格子のようなケースに入れられているのを見たことがあったけど
自分たちがそこから今晩のスープ鍋の中に収まる鶏を
そこから選ぶ日が来るとは思ってもみませんでした

お母さんはじっくりとケースの中の鶏を見て、太っているか
お尻のところを見て健康で病気を持っていないかなど、
一通りチェックして・・・
私にも見て見てみなさいと近づける。

もう、倒れそうになった...けど、踏ん張った

そのあとお義母さんは一番元気そうなのを選んでくれました。

それをお店の人がどこかに連れて行ったかと思うと番号札をくれ、
後でこの番号札と鶏を交換するんだという。

その後も、豚肉を売っているカウンターに移動。
先ほどの内蔵をくりぬかれた豚さんが脳裏を巡る...
カウンターは木製でした。
豚肉のいろいろな部分、足、内臓がぎっしりとかかっていて、
ライトがあたってギラギラしているように見える。

お義母さんは、豚肉(どこの部分か分からなかった)と豚の心臓丸ごとひとつお買い上げ。
ここで生まれて始めて、本物の心臓を見ることになりました!!!ぎょっ

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魚ももちろん生きているものを選んで買のだけど
売り場には、今まで見たこともないような魚がたくさんいて、
こんなの食べれるのと思うような形相の魚もいた?
新鮮さで言うならぴか一だったろうが、その頃の私には拷問のよう。

そのほか、すでに調理された鳩やアヒル、チャーシューや鶏の蒸しもの
みなそのままの原型をとどめて売られていた...

ちょうど、街市の2階部分を一周した後もういいだろうということで
先ほどの番号札を持って鶏屋に行くと

さっきまで活発にバタバタ動いていた鶏が
毛をむしられてきれいになった姿(つるんとしてるんですよ!)で袋に入れていて、
わたしの手に渡された。

両手には、かつて買ったこともない物でいっぱいになっていて、ものすごく重かったのを覚えています。

嫁はつらいよ!と一人ぼやきしてた私。

今晩の料理は、誰がするんですか?お義母さん?
聞くのも恐ろしかったけど聞いてみた。

お義母さんは、「一緒にね!」と言ったけど、実はこの後、
必殺!支持出し人(指示を出す人に、いえ、師匠と呼ばせてもらいます。)に
早代わりをなさったお義母さん。

感謝をしたのは言うまでもない....
これがあって、今の私があるのですから...

その後の晩御飯の支度も・・・
少しばかり大変なことになりました。
また、それは別の機会に!
 
 

終わりに

ここに書かれていた市場での出来事。今のわたしには日常になっていますし、怖くもなんともないものだから...人というのは変わるものです。
 
今は、香港のお母さん...みたいに本格的には出来ていないかもしれないけれど
それでも、母歴まもなく20年。それなりにやってきました(笑)
 
香港の市場は活気があって「今の香港台所事情」がよくわかる場所の一つです。
スーパーでも最近は何でも揃うようになった香港ですが、それでもこの市場に行かなければ買えないものも数知れず...
 
旅行で来られた方にも是非、行ってみてもらいたい場所。
それは、香港の市場(街市)です。
 
では...